あ!気付いたら免許の有効期間切れてた…。これを「うっかり失効」と呼びます。
忙しい日々に追われていたらそんな事もあるでしょう。「失効だー!無免許運転になってしまう!」と焦る気持ちは分かりますがそうなってもまずは慌てず免許証を確認しましょう。
結論から言うと、「やむを得ない事情がない限り、有効期間を過ぎたら失効扱いになる」ですけど…。
有効期間から半年以内の場合
免許を見てみると、中央より少し上にゴールドか青の背景に黒字で
平成○年○月○日まで有効
と記されていますよね。そこから半年過ぎていない人はギリギリセーフです!
通常の更新より若干手間や費用はかかりますが比較的速やかに免許を復活させることができます。
適性試験(視力検査など)と講習だけで免許を再取得できます。
ですが勘違いしてはいけないのが、「更新ではない」という事。一度失効された免許は更新することはできません。
あくまで「学科試験と技能試験が免除された」だけに過ぎません。
というわけなので免許証がゴールドだった人も新規取得扱いになりブルー免許からやり直しです。ここらへんは仕方ないと思って諦めましょう。
申請に必要なものはまず、
- 免許証
- 写真1枚(縦3cm×横2.4cm申請前6か月以内に撮影した無帽・正面・上三分身・無背景)
- 住民票の写し(本籍地が入っている)1枚
- 暗証番号
- 70歳以上の人は高齢者講習終了証明書
これらを用意する必要があります。
手数料は申請手数料が1,850円、交付手数料が2050円、交付手数料がゴールドなら500円(高齢者講習は6,300円!)。合計で最も安い人でも4,400円かかります。各手数料は地方自治体によって少し違うようです。
通常の更新なら更新手数料が2,500円。それに加えて運転者区分別の講習手数料がかかります。ゴールドなら500円なので合計3,000円で済みます。
通常の更新に比べるとやはり肩を落としてしまいそうになりますがまだダメージは少ないと言えます。有効期間から半年を過ぎた人に比べれば。
もし、入院等やむを得ない事情がある場合は更新できる可能性もあります。交通安全センターに相談してみましょう。
有効期間から半年以上経過し、1年以内の場合
ここからかなり悲惨になります。
仮免スタートになり、一発試験で合格を狙うか、自動車学校に再入校かを選ばなければいけません。
おそらく、普段の運転に慣れている人は一発試験に合格することは困難でしょう。日頃の癖はそう簡単に抜けるものではありません。
といっても自動車学校も費用も時間も相当かかります。どちらを選んでも茨の道。
個人的には、自動車学校はしんどい思いしかなかったので二度と行きたくないです。でも一発試験も受かる自信はありません。きっと泣きながら自動車学校に通うのでしょう。
有効期間から1年以上経過した場合
ご愁傷様です。完全にイチからやり直しになります。ここまで来ると自動車学校の費用も莫大になりますし(30万は覚悟しましょう)試験で一発合格を狙おうと思う気持ちがかなり強くなってくるのでは。どちらにせよ絶望。
無免許運転の罰則は?
免許が失効し、無免許状態のまま運転した場合、罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金になります。
本当に「うっかり」だったなら認められる場合もあるようですが相応の覚悟はしておくべきでしょう。