MCI(軽度認知障害)は認知症予備軍とも言われており、適切な治療をせずに放っておくと認知症に進行する可能性が極めて高い状態です。
認知症は「記憶力・判断力などの障害が原因で通常生活が困難な状態」になります。
MCIは生活に支障は出ていないが記憶障害が見られるなどの症状があるのが特徴です。また、判断能力の低下も見られることがあります。
MCIなのか認知症なのかを判断するのは医師の診断に委ねて、自分たちだけの判断は慎重にしましょう。
質問に答えていく形式のネット診断を利用する方法もありますがあくまで簡易的な方法です。過信は禁物です。
もし、医師の診断でMCIという結果が出た場合は比較的ポジティブに考える事ができます。MCIの場合はまだ対策をとれば認知症が発症しないように食い止める事が可能です。それどころか、症状が改善する可能性も高くなります。
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認知症を発症すると「治す」というのは現在の医学ではまだ不可能なようです。なのでMCI状態での早期発見がいかに重要か理解できると思います。
治る可能性があるかないかというのは面倒を見る家族からすると精神的に大きな違いがありますね。そのためにも少し違和感を感じ始めたら早めの専門医の受診をおすすめします。